1948-06-26 第2回国会 衆議院 予算委員会 第41号 しかしそういうものでなくて、貨幣のもつておる基本的効力、物及び労力を支配するところの資本主義的貨幣、それは生産手段を個人に私有せしめる経済である。この貨幣経済を否定する線まで発展するかどうかということがわかれ目であると思う。それはすなわち貨幣経済を統制経済が否定していくかどうかという境目である。その線によつて、実際生産が制圧を食うか食わぬかという境目が、そこに出てくるのであります。 綱島正興